ノルウェーでは法律で「山野を楽しむ権利」が保障されています。私有地であっても、人家から150m以上離れている利用されていない土地には、誰でも楽しむために入っていく権利があります。テントを張ることもできます。ただし火気の使用については厳しい制限がありますが。
これは町の近郊の森の中の小径。
森の中には睡蓮とわたすげの咲く沼が点在します。白夜の季節には水妖の伝説が思い起こされます。水妖は夜、美しい白い馬の姿で現れて、若者を背中に乗せて沼の中に沈むのです。
ブルーベリーです。夏の終わりには取りきれないほどの実をつけます。
表面が氷河擦痕で被われた大きな一枚岩。私のデイパックが置いてあります。
沼地は安定して存在できません。次第に乾燥してこのような草原になります。
このような倒木を見ると、この森の木がいかに薄い土壌に生えているかが分かります。30センチほどの土の下は花崗岩の岩盤です。
こけももの群落。こけももはそのまま食べるには酸味が強すぎるのですが、ジャムにしてトナカイのステーキなどに添えると大変美味です。
以上は6月に撮影しました。
おまけ: デイパックの中身です。サンドイッチ(ハム、チーズ、きゅうり)とりんごのマートパッケ(弁当)、それに地図とオリエンテーリングコンパス、スイスアーミーナイフ。森の中ではすぐに方角が分からなくなるので、地図とコンパスは絶対に必要です。